「息子に土下座しろ!」尾上菊之助が弟子を罵倒し引退騒動!その真相は

「息子に土下座しろ!」尾上菊之助が弟子を罵倒し引退騒動!その真相は

「息子に土下座しろ!」で話題となった尾上菊之助さん。厳しい歌舞伎の世界でも今の時代ではちょっとしたことが問題になってしまいます。今回は引退騒動にまで発展した罵倒事件について真相を探ってみました。

目次

尾上菊之助とは

五代目尾上菊之助(おのえきくのすけ)さんは、1977年8月1日生まれで、俳優、歌舞伎役者です。屋号は音羽屋、定紋は重ね扇に抱き柏、替紋は四つ輪、歌舞伎名跡「尾上菊之助」の当代になり、 本名は寺嶋 和康(てらしまかずやす)といいます。可憐な美貌と清潔な色気で女方も二枚目も魅力的に演じることで、現代の歌舞伎を担う若手スターの1人と言われています。歌舞伎以外にも蜷川幸雄の舞台などにも出演しており、その縁もあったことから2005年にシェイクスピアの戯曲「十二夜」を歌舞伎演目として蜷川さんに演出を依頼したそうです。尾上菊之助 家系図も豪華で父は人間国宝とも言われている七代目・尾上菊五郎さん、姉は女優の寺島しのぶさんとすごい家系になっています。

引退騒動について

ここからは引退騒動についてご紹介していきます。

騒動の始まり

騒動が起こったのは2023年の4月上旬で、公演期間の終盤にさしかかった頃だったようです。楽屋で菊之助さんが、一門の尾上音三郎さんにお叱りの言葉をかけた際に「もう一緒にやっていられない!」とそのまま出て行ってしまったそうです。その声は楽屋の外まで響き渡り、翌日公演からはキャストは変更され、音三郎さんの大立廻りはたちまち関係者に広がったようです。

以前から危ぶんでいた三角関係

以前より周囲が危ぶんでいたのは、尾上菊之助 息子・丑之助さんを挟んだ、菊之助さんと音三郎さんの関係だそうです。将来的に、歌舞伎の名門・音羽屋を背負うことになる丑之助さんですが、まだまだ小学生ですので芸も作法も礼儀もこれからなのは当たり前です。共演する音三郎さんとしては一緒にお客さんの前に立つわけですから、しっかり支えてやろう、立派な役者に育ててあげようという思いで、丑之助さんにさまざまに助言したり、指導することがあったようです。

親目線での見え方

そんな音三郎さんの指導ですが、菊之助さんの目にはちょっと厳しいように映ったようで、周りの人からすれば、当然のような注意でも、わが子かわいさに菊之助さんがそこに割って入って、逆に音三郎さんを怒鳴りつけるということがちょこちょこあったようです。そんな中で丑之助くんのおしろいの塗り方と着物の着方を音三郎さんが強めに注意したことがあり、それが原因で音三郎さんを自宅に呼び出して丑之助くんの前で散々に罵倒し、「息子に土下座しろ!」と謝罪を迫ったことがあるようです。

感情がついに爆発

そうした背景もあって、公演中の楽屋で堰を切ったように音三郎さんの感情が爆発してしまい、その場で菊之助に三下り半をつきつけ「引退」という形へなってしまったようです。

まとめ

今回は尾上菊之助さんの罵倒事件について調べてみました。厳しい歌舞伎の世界、いくら息子が可愛くても、その道にすすませるのであれば周囲の反応がそうだったように、もう少し第三者としての目線があってもよかったのかもしれません。人生の先輩である音三郎さんが伝えたかったことをしっかりと丑之助くんに伝えていってほしいですね。

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