今、若者層を中心に人気を集めている格闘エンターテインメント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」が話題となっています。キックボクシングや総合格闘技、空手などの格闘技経験者のほか、喧嘩に自信がある人や、元暴走族など数々の強者が参加しています。
大会はブレイキングダウン13.5まで開催され、その規模は年々大きくなり、スポーツベットにも登場するようになりました。この記事では、ブレイキングダウンについて、その人気の理由とともに詳しく解説していきます。
ブレイキングダウンとは?
ブレイキングダウンとは、「1分間で最強者を決める」というコンセプトのもと、1分で1ラウンドの試合を行う超短時間決戦の大会です。BreakingDown(ブレイキングダウン)という言葉には、格闘技や格闘家の典型的なイメージを壊し続けるという意味がこめられており、下剋上を狙うアマチュア選手や、自分の実力を確かめたい格闘技経験者、有名になりたいと思う人などがこぞって参加します。普通の格闘技大会とは異なり、幅広い人々から人気を集めています。
発足のきっかけ
ブレイキングダウンの発起人は、Youtuberである総合格闘家の朝倉未来選手。自身のYoutubeチャンネルで、格闘漫画・アニメ「グラップラー刃牙」の作者である板垣恵介さんと対談したことがきっかけとなったそうです。
そこから、名もなき者の夢を叶えるため、喧嘩に自信のある人や格闘技経験者らを集めてオーディションが開催されました。
ブレイキングダウンの特徴
ブレイキングダウンの大きな特徴は、1ラウンドの試合時間がわずか1分間であること。しかし、それ以外にもさまざまな特徴があります。
オーディション
ブレイキングダウンで試合をするには、オーディションに合格しなければいけません。まず、ブレイキングダウンの「公開オーディション」に参加するためのオーディションを通過する必要があります。合格すると朝倉未来選手たちが待つ会場へと招待され、本戦への切符を掴むオーディションが行われます。
階級
ブレイキングダウンの階級は、キックボクシングと総合格闘技で、体重別に12の階級に分けられています。
- スーパーヘビー級:120.0kg以上
- ヘビー級:120.0kg以下
- ライトヘビー級:93.0kg以下
- ミドル級:84.0kg以下
- ウェルター級:77.0kg以下
- ライト級:71.0kg以下
- フェザー級:66.0kg以下
- バンタム級:61.0kg以下
- フライ級:56.5kg以下
- ストロー級:52.0kg以下
- スーパーアトム級:49.0kg以下
- アトム級:47.5kg以下
プロアマ問わず、異色の対戦カードで構成される、見どころ満載の大会です!
ブレイキングダウンが人気の理由
動画再生回数は毎回数十万回を超え、出演する選手が有名になるほど人気を誇っているブレイキングダウン。その理由とは?
エンターテインメント性が高い
オーディションでは、本戦へと進むため、多くの参加者がしのぎを削ってアピールします。オーディションを受けに来るメンバーは個性が強く、しばしば応募者同士がヒートアップする場面や乱闘騒ぎが起きることもあり、エンターテインメント性が非常に高く、オーディションで喧嘩していた二人が本戦でどんな結果を残すのか、と目を離せなくなるのが人気の理由の一つだといえるでしょう。
注目する選手が多い
アスリートや格闘家だけではなく、世間で注目を集めるYouTuberやインフルエンサー、AV女優、アイドルなど、多岐にわたるジャンルの人が選手としてブレイキングダウンに出場します。
勝敗が決まるスピードが速い
試合は、1分1ラウンドで行われるため、勝敗が決まるスピードが速く、結果がすぐにわかります。判定で勝敗が決定しなくても、30秒間の延長ラウンドがありますが、インターバル(休憩時間)がないためあっという間に終了します。そのため、長い試合や動画が見られない人からも人気があります。
まとめ
ブレイキングダウンとは、1分間で行う超短時間決戦で、出場する全員が全力で戦うという新たな形の大会です。朝倉未来選手が、「体力の計算がいらないから、全力でやる。これは面白い」と考えてこの企画を立ち上げ、今や国内No.1の格闘エンターテイメントへと成長しました。
ブレイキングダウン13.5の試合は10月に行われる予定で、14のオーディションも募集が始まっています。ぜひ、今後の戦いに注目していきましょう!