岩田聡さんといえば、天才プログラマーであり、任天堂の第四代目社長として知られていますね。ゲームクリエイターのみならず、経営者としての手腕も高く評価されています。そんな岩田聡さんは、2015年に逝去していますが、死因は何だったのでしょうか。今回は、岩田聡さんの死因について、調査しました。
岩田聡の死因は何？
岩田聡さんの死因は、胆管腫瘍でした。2014年に切除手術を受け、しばらく療養することを発表し、2015年2月からは「社長が訊く」を再開しています。同年6月末に行われた株主総会にも姿を見せるも、7月に再び入院し、11日に容態が急変し、帰らぬ人となりました。享年57。世界でも訃報が大きく報道され、多くのゲームファンが涙しました。
胆管がんだった？
発表は『胆管腫瘍』でしたが、おそらく『胆管がんではないか』と言われています。主な症状は黄疸で、早期であれば手術で回復しますが、がんを完全に除去できず、再発しやすいと言われています。40代後半～50代頃から徐々に発症患者が増え、60代でもっとも多くなるそうです。抗がん剤や放射線治療の効果も出にくく、難治性のがんだと言われているようです。任天堂にとっても、ゲーム業界にとっても、非常に残念な急逝でしたね。
任天堂・天才プログラマー岩田聡の名言とは？
岩田聡さんは東工大在学中から「天才プログラマー」と呼ばれ、任天堂向けソフト開発「ハル研究所」の社長を経て、創業から同族経営が続いていた任天堂の社長に任命されたという、異色のキャリアの持ち主です。そんな岩田聡さんは、これまで数々の名言を残してきました。
名言①「わたしが見つけた天才の定義」
岩田聡さんは、「わたしが見つけた天才の定義＝人が嫌がることや疲れて続けられないことを延々と続けられる人」と語っています。天才はその才能だけではなく、困難や苦労に立ち向かい、努力し続けることが重要となのですね。
名言②「リスクをとらないところに達成感はない」
岩田聡さんは成功をおさめるために、時にはリスクを冒す必要があることを主張しています。安全な道を選ぶことで成長や達成感を得ることはできないと考えていたのです。
名言③「出口の見えないときは、つくりながら考える」
岩田聡さんは、困難な状況でも、一歩ずつ進んでいけばアイデアで補強され、骨太になっていくと述べています。常に進化し続けるために、自ら積極的に行動し、試行錯誤しながら考えていくのが重要なのですね。
名言④「名刺上、私は社長です」
岩田聡さんは、「名刺上、私は社長です。頭の中ではゲーム開発者です。でも、心はゲーマーです。」と述べています。あくまで社長は肩書であって、ゲームに愛情を持つクリエイターということは変わらないのですね。
名言⑤「『次もあいつと仕事をしたい』と言わせよう、というのがモットー」
岩田聡さんは、ずっと前から誰かと仕事をしたら『次もあいつと仕事をしたい』と言わせることをモットーにしていました。自分の仕事に誇りを持ち、チームメイトからの信頼を得ることで、社長としての地位を確立したのです。
岩田聡の経歴
岩田聡さんは高校時代、独学でプログラミングを学び、大学卒業後は「HAL研究所」の社員になりました。社長として優れた経営手腕をもち、『星のカービィ』シリーズなどのヒット作品も生まれ、ハル研究所の経営再建を成し遂げました。2000年に任天堂に入社し、2002年には42歳の若さで社長に就任します。
ゲーム機「DS」「Wii」の大ヒットの立役者となり、女性や大人などのゲーム人口の拡大も実現したのです。「3DS」「WiiU」では苦戦したものの、ユニバーサルスタジオ運営会社との提携など、新しい事業展開に意欲を見せていました。
まとめ
今回は、岩田聡さんの死因について、紹介しました。岩田聡さんは胆管腫瘍を患っており、手術を受けたものの、体調が急変し突然この世を去ってしまいました。これまで天才クリエイター、ゲーム愛好家としての名言を世に残しており、その信念は現在も後進に受け継がれています。
