ご存知の携帯ゲーム「パスドラ(パズル&ドラゴンズ)」が発売から11年目を迎えましたが、今なお根強い人気ですね。パスドラと言えばガンホー!ガンホーと言えば孫泰蔵さん!こういう図式が成り立ちます。ゲームに興味のない方には??の世界かもしれませんが、孫泰蔵さんと言えば「どこかで聞いた名前」と思いませんか?
孫泰蔵さんは実は、ソフトバンクの孫正義さん弟なのです!調べてみると、孫泰蔵さんは日本屈指の起業家でもあり、日本のビジネス界に大きな影響を与えてきました。奥様も大変興味深い経歴の持ち主でしたよ!今回はそんな「孫泰蔵」さんについて調査しましたので紹介していきます。
孫泰蔵の経歴
ここでは、孫泰蔵さんの経歴を順に紹介していきます。
学生時代
1972年佐賀県にて4人兄弟の末っ子として誕生します。長男・正義氏は15歳年上で、3男は7歳上。1978年、小学生時代、父は「ほめて育てる」タイプの人で「天才泰蔵」「金の泰蔵」と言われて育ったそうですよ。また、人の言うことを鵜呑みにせず自分で「考える」ことを大切にするよう教わったとか。そして中学・高校は名門久留米大学付設中学校・高等学校で学生時代を過ごしています。クラスの人気者で生徒会長なども務めていたようですよ。同級生にはホリエモンの愛称でおなじみの堀江貴文さん、実業家の三木雄信さん、現厚生労働副大臣の古賀篤さんなどがいたそうです。1992年二浪の末、東京大学経済学部に入学。
実業家としてのスタート
1996年、大学4年生のときにYahoo!JAPANの立ち上げに参画。コンテンツ開発の統括者としてプロジェクトに貢献しました。ソフトバンクとYahoo!JAPANといえば何となく関連があり、兄の仕事に関わったのかと思いきや、全く別のルートからこの仕事に着手していたようです。兄・正義氏は親族経営には頑として反対するというポリシーを持っていますが、ビジネス面では互いに影響を与え合っているのがわかります。このYahoo!JAPANの仕事をきっかけに、その後数々の会社を立ちあげ、「連続起業家」と呼ばれています。負債を抱えるなど、順風満帆というわけにはいかなかったようですが、そこから立ち向かう力はすごいですね。
1998年、オンセール株式会社(現ガンホー・オンライン・エンターテイメント)を設立し、初代社長に就任。同社はスマートフォンゲーム「パズル&ドラゴンズ」の大ヒットで知られています。その後、2013年にはMistletoe株式会社を設立し、スタートアップ企業の育成や投資を手掛けていますよ。
孫泰蔵のプロフィール
名前 | 孫泰蔵 |
読み方 | そんたいぞう |
生年月日 | 1972年9月29日生まれ |
年齢 | 53歳 |
出身地 | 佐賀県鳥栖市 |
学歴 | 東京大学経済学部 |
職業 | 実業家 起業家 投資家 |
会社 | Mistletoe株式会社 |
1972年佐賀県鳥栖市に生まれの孫泰蔵さん。幼少期から好奇心旺盛で、多くのことに興味を持つ子供だったようです。久留米大学附設中学校・高等学校を経て、東京大学経済学部を卒業。在学中からインターネットビジネスに関心を持ち、後の起業家としての道を歩み始めました。孫泰蔵さんは起業をしても、その会社を早々に次の世代に引き渡し、新しい仕事に取り組んでいるバイタリティ溢れる人です。
孫泰蔵の家族構成
ここでは、孫泰蔵さんの奥さまやお子様について紹介していきます。意外な経歴の持ち主だということがわかりましたよ!
孫泰蔵さんの嫁はせいあ リー(Seia Lee)
孫泰蔵さんの奥様は遠山リーさんでグローバルに活躍している声楽家です。「せいあ リー(Seia Lee)」の名前で活動しています。
奥様である遠山せいあさんですが、実は、さんまさんの「恋のから騒ぎ」の第一期生だったそうですよ!番組では「男は金!」と公言するキャラで活躍していました。恋からが始まったのは1994年~ということで当時23歳。プロフィールに「元モデル」とあったので探してみると1988年「ミス湘南水着撮影会」に参加していました。と言うことは当時は17歳・高校生でしょうか。
「せいあ リー」さんは、自身のプロフィールで「桐朋学園短期大学声楽科卒業後、イギリス王立音楽院に学ぶ」と紹介しているので、芸能活動後本格的に声楽の勉強をされていたようです。英語、日本語、韓国語を流暢に話し、グローバルな活躍もうなずけます。
孫泰蔵さんの子供について
孫泰蔵さんはお子さんについて、何かの取材で(2019年)「午後遅くにセントーサコーブの自宅で5歳の息子と過ごし、自宅学習やプールで遊んでいます」という記事がありましたので、2025年現在10歳になっているでしょうか。
孫泰蔵さんは自信の子育て論を日経クロスウーマンの取材で、大切なのは「向かい合う姿勢」と「お互いが心の内をさらけ出した深い対話」と言っていました。親も何となく「あれをやれ」とか「これはダメ」で、きちんと意見をぶつけ合ってお互いが納得できるところに着地することが大事なんですね。
孫泰蔵さんは2017年にシンガポールに移住しており、自身が代表を務めるMistletoeの駐在第一号として、期間は数年の予定と話していました。一方で「は日本の教育に信頼を喪失した」とも語っています。様々な面で、シンガポールが孫泰蔵さんにとって、日本よりも生活のスタイルが合っているのかもしれませんね。
孫泰蔵の会社について
孫泰蔵さんは様々な会社の立ち上げに関わりっていますが、立ち上げた会社は次の世代に次々渡し、さらなる新しい分野に足を踏み込んでいます。
孫泰蔵さんといえばガンホー、パスドラという図式のイメージが強いですが、それはもう過去の話になってきていますね。パスドラ(パズル&ドラゴンズ)はは発売から10年以上たっても根強い人気です。2021年10月には国内累計5800万ダウンロードという快挙です。基本無料で遊べ、アイテムに課金するというシステムです。モンスターを育ててパズルでバトルするスマホ向けのゲームで一時期は社会現象にまでなっていました。ガンホーの収益の9割はこのパズドラともいわれています。
孫泰蔵さんはガンホーは2016年に代表取締役を退いています。現在では取締役にも名前はありませんが、2021年孫泰蔵さんの資産管理会社と合併するようなニュースもありましたね。
孫泰蔵がこれまで関わった主な会社
孫泰蔵さん関わった主な会社としては次のようなものがあります。
1996年 | Yahoo!JAPANの立ち上げに参画・コンテンツ開発統括者として貢献 |
1996年 | 「インディゴ株式会社」設立。Yahoo!JAPANの運営やコンテンツ制作などをサポートする会社で、アプリ、プロバイダー・インターネット関連ビジネスなど |
1998年 | オンセール株式会社(ガンホーの前身)設立のプロジェクトに参加 |
2002年 | オンセール株式会社をガンホーに社名変更。PC・スマホオンラインゲームの運営など |
2013年 | Mistletoe株式会社設立。国内外のスタートアップ企業への出資並びに育成などの事業 |
孫泰蔵の資産
孫泰蔵さんの資産を調べたのですがはっきりしたことは分かりませんでした。ただ、2014年版Forbes「日本長者番付」では1200憶、2018年版では3200憶という資産額が記されていました。当時は、孫正義・泰蔵兄弟はそろって「億万長者」 世界の長者番付トップ独占の日は来るかなどとニュースにもなっていましたね!兄のソフトバンクグループの創業者、孫正義さんはForbe「日本長者番付」2024年版でも2位と引き続きランクインしています。このレベルの人にもなると、資産がどのように管理され、どのように流れていくのか見当もつきません。
まとめ
孫家の最終兵器とも言われた孫泰蔵さんは、手掛けた会社をどんどん大きくするのではなく、形になったものを次の世代に渡していく手腕で、現在では連続起業家とも言われています。15か国、190以上に対してスタートアップへの育成と支援を行っており、起業家、投資家など第一線で活躍している人と共に、未来に向けた活動を手掛けており、ここから私たちの暮らしを大きく変える何かが生まれるかもしれません。2024年には、物事がスムーズに滑らかに進んでいく社会を作っていきたいという思いから、AI企業「XinobiAI」を設立しています。これからが楽しみですね!