日本国内にとどまらず中国でも大人気のYouTuber藤原麻里菜さんをご存じですか。「無駄づくり/MUDAzukuri」チャンネルを開設し、自分の発明品を投稿しています。そもそも「無駄づくり」とはどういうことなのでしょうか?「誰の役にも立たないであろう、無駄なものを発明している」という藤原麻里菜さんの気になる経歴や、プロフィールを調査してみました!実は昔、吉本の芸人さんだったことなど、面白いことがわかりましたよ!
藤原麻里菜の経歴
1993年、神奈川県横浜市生まれの藤原麻里菜さん。小学校の頃パソコンを買ってもらいインターネットに興味を持ちます。幼少期から好奇心旺盛で、小さいころから一人で黙々と何かを作るのが好きだったそうです。人に迷惑はかけたくないが、規則を守るのが苦手で葛藤があったこともあったようです。高校は神奈川県立横浜桜陽高等学校を卒業しています。その後は以下で順に紹介していきます。
よしもと総合芸術学院 東京校(東京NSC)に18期生として入学
2012年、高校卒業後は美大に進学したいという夢もあったのですが、実力不足で断念したとか。就職する気も全くなかったので、お母さんの後押しもあり、東京NSCに入学したそうです。芸人としての道を歩み始めましたが、芸人としての活動は長く続きませんでした。2020年8月に「もっと自由に無駄づくりを含めて活動していくため」という理由で吉本を円満退社しています。
YouTubeチャンネル開設
2013年から、所属していた吉本から「好きなことをやってみたら」と言われ、支援を受けながらYouTubeチャンネル「無駄づくり」を開始し、現在までに200以上の「無駄なもの」を制作・公開しています。着眼点や発想のユニークさが面白く、開設1カ月後には「YouTubeエンタメウィーク」に選ばれました。そしてオードリーのオールナイトニッポンにもゲスト出演しています。芸人時代の経験は、独特のユーモアや発想力につながっていると考えられます。
個展の開催や様々な活動
2015年8月に初の個展「無駄な部屋」を開催します。2016年にはGoogle社主催のクリエータープログラム 「YouTube NextUp2016」に入賞しました。入賞した16組は、クリエーターキャンプに参加(費用約25万円を負担してもらえる)し「動画に関する様々な分野の技術を学びアドバイスを受けられる」というもの。これは素晴らしいプログラムですね。
そして、2018年には初の海外(台湾)個展「無用發明展-無中生有的沒有用部屋in台北」を開催します。約10日間の開催で25,000人ほどが足を運ぶという盛況ぶりだったようです。同年2018年に書籍「無駄なことを続けるために~ほどほどに暮らせる稼ぎ方~」(ヨシモトブックス)を出版。「生活には必要ないけど、あったら暮らしが豊かになる」~無駄づくり~というyoutuber活動を通して「ほどほどに暮らせる新しい稼ぎ方」を提案。億万長者にならなくたって、自分の暮らしを満足させられる方法を独自の視点で書きあげた一冊です。
異能(Inno)vation 破壊的な挑戦部門で最終選考通過
2019年に総務省の異能(Inno)vation 破壊的な挑戦部門で最終選考を通過します。この賞は「ICT分野において破壊的価値を創造する奇想天外でアンビシャスな技術課題に対して失敗を恐れず挑戦する人(通称変な人)」を支援するもので、これまでにない人工知能では予想もつかない課題を発見して未来を切り開く人を対象にしたものです。9組が選出され、最長1年間、300万円を限度に支援・アドバイスが受けられるもので、卒業するとグローバルな展開も可能となっています。
Forbesが選ぶ世界を変える「30 UNDER 30 JAPAN 2021」日本版に選出
2021年、藤原麻里菜さんはフォーブスが選ぶ「30 UNDER 30 JAPAN 2021」日本版に選出されます。これは様々な分野で、今後の活躍が期待される世界を変える「30歳未満の30人」が選ばれるもので、作家・起業家・農業・アーティスト・スポーツ選手等々が対象です。藤原麻里菜さんはその中で「無駄づくり発明家」として紹介されています。ちなみに、スポーツ選手にはバスケットの渡邊雄太さん、野球の大谷翔平さん、ゴルフの松山英樹さんなど、そうそうたる名前が並んでいます。
「考える術」出版や中国版YouTube「BiliBili」を開設
2021年、ダイヤモンド社「考える術」を出版。発売後すぐに重版が決定したそうです。これはすごいことです!藤原麻里菜さんは~令和最強の鬼才発明家が「考える」ためのあらゆる方法を大公開~と紹介されています。
同年2021年には「オンライン飲み会緊急脱出マシーン」が文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門審査員会推薦作品に選出、BiliBili(哔哩哔哩・中国版YouTube)内でBiliBili動画公式チャンネルも開設します。こちらのチャンネルは開設1カ月でチャンネル登録者数10万人、400万再生を記録。無表情とユーモアあふれる発明品がファンを獲得しているようです。
藤原麻里菜のプロフィール
名前 | 藤原麻里菜 |
読み方 | ふじわらまりな |
生年月日 | 1993年7月20日 |
年齢 | 31歳 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
学歴 | 神奈川県立横浜桜陽高等学校(普通科) |
身長 | ? |
体重 | ? |
血液型 | AB型 |
職業 | youtuber 文筆家 クリエーター 映像作家 「無駄なもの」発明家 |
YouTubeチャンネル | 無駄づくり/MUDAzukuri |
1993年7月20日、神奈川県横浜市戸塚区に生まれた藤原麻里菜さんは、幼少期から好奇心旺盛で、さまざまなものづくりに興味を持っていました。2013年からYouTubeチャンネル「無駄づくり」を開始し、現在までに200以上の「無駄なもの」を制作・公開しています。その活動は国内外で高く評価され、2018年には台湾で初の個展を開催し、2021年にはForbes JAPANの「世界を変える30歳未満の30人」に選出されるなど、その才能と影響力は広がり続けています。「無駄づくり」とはユニークな発想ですね。
藤原麻里菜の無駄づくりとは?
藤原麻里菜さんの主な活動である「無駄づくり」とは、頭の中に浮かんだ「不必要なもの」を作り上げること。幼少期から「人に面白いと思われたい」という気持ちは持っていた藤原麻里菜さん、一度芸人の道を選びますが活躍するに至らず、会社からの勧めもあり始めた「無駄づくり」が彼女は「唯一私にあった才能は無駄なものを作ること」と気付いたそうです。きっかけは芸人を目指した理由と同じで「面白いと思われたい」、「無駄づくりを通してみんなにゆるっと笑ってもらいたい」ということ。
実用性や効率性を追求せず、あえて「無駄」なものを創り出す藤原さん独自の創作スタイル。例えば「インスタ映えを台無しにするマシーン」や「怒ると勝手にひっくり返るちゃぶ台」など、ユーモラスで風刺的な作品が多くあります。これらの作品は、私たちの日常生活や社会の常識に対する新たな視点を提供し、「無駄」の中に潜む価値や美しさを再認識させてくれます。下記で紹介するのは「オンライン飲み会緊急脱出マシーン」です。面白いですよね!
「誰の役に立つのかわからない実用性のない無駄なもの」をユニークな発想で制作していく藤原麻里菜さんは「無駄なもの発明家」と呼ばれていますよ。
藤原麻里菜の収入源は?
藤原さんの収入源は多岐にわたります。主な収入源を下記にまとめました。
YouTube | 2013年にYouTubeチャンネル「無駄づくり/MUDAzukuri」を始めると、最初は吉本というバックボーンがあったからかもしれませんが、1年くらいでメディアにも注目されるようになり、現在ではチャンネル登録者数は10.9万人。 |
執筆 | 2017年ころからは「無駄づくり」関連の連載や寄稿をメディアで行っています。 |
出版物 | 現在までに3冊の本を書いておられます(経歴参照) |
2017年8月のTwitterで無駄づくり(映像制作と執筆)で食べられるようになりました。と報告しています。現在では企業からの依頼を受けてPR用の作品を作るなど、活躍の幅を広げています。YouTubeでの広告収入や企業とのコラボレーション、書籍の執筆、講演活動など、多彩な方法で収益を上げていることがわかります。
特に、2019年に出版された著書『無駄なことを続けるために ほどほどに暮らせる稼ぎ方』では、自身の経験をもとに、好きなことを続けながら生計を立てる方法論を紹介しています。
藤原麻里菜の大学は?
藤原麻里菜さんは大学には行っていません。高校卒業後は美大への進学も考えていたそうですが、デッサンが苦手、工作が苦手、努力ができないなどとネガティブな考えであきらめたそうです。今から考えると想像できませんね。高校卒業後は「吉本総合芸術学院」東京校(東京NSC)18期生として入学。「人に面白い」と思われたいという願望があった藤原麻里菜さんは、アルバイトをしながら学費を支払い、卒業後はピン芸人として活動をしていたが成果はでなかったようです。ちなみに東京NSCの同期生にはおばたのお兄さん・ひょっこりはん・ぼる塾の田辺智加さんがいます。
まとめ
「無駄づくり」という独自のコンセプトで、私たちの常識や価値観に新たな視点を提供してくれるクリエイター・藤原麻里菜さんについて紹介してきました。意外な経歴を持つ藤原麻里菜さん、驚きですよね。芸人を目指していた普通の女の子が「無駄づくり」というユニークな世界をどんどん進んでいき、今や注目の人になっています。2013年からYouTubeチャンネル「無駄づくり」を開始し、現在までに200以上の「無駄なもの」を制作・公開しています。多くの人々に笑いと気づきをもたらすユーモアと創造性に富んだ作品は、今後もどのような作品が生まれるのか楽しみですね。